「食の安全を守る人々」上映会&講演会  

~ネオニコ系農薬の体内暴露の実態と農薬再評価から考える~

 人の健康や生態系への悪影響が報告されているグリホサートやネオニコチノイド系農薬は、世界各国で規制や禁止に舵を切る国が増えています。一方、日本は単位面積あたりの農薬使用量が世界トップクラス、農薬の残留基準値も緩い、いわゆる「農薬大国」です。私たちデトックス・プロジェクト・ジャパン(DPJ)の調査では、毛髪からグリホサートをはじめとする農薬が検出されたり、乳幼児用のお菓子からグリホサートが検出されたりしており、食べものを通して農薬を身体に取り込んでいることが明らかになっています。そのような中、改正農薬取締法の下、今年からグリホサートやネオニコ系農薬が優先的に再評価されることになりました。

 まず、農薬やゲノム編集、種子の問題に取り組んだ話題のドキュメンタリー「食の安全を守る人々」を上映します。

その後、DPJがグリホサートに続いて始めるネオニコ系農薬の尿検査で見えてきた予想以上の体内暴露実態、さらに農薬再評価で現状を変えられるかについて話をします。そして、どうしたら農薬使用を減らせるか、全国で進んでいるオーガニック給食の運動についても考えます。会場とオンラインの同時開催です。ぜひご参加ください。

日時:2021年10月17日(日)
<上映>

①オンライン参加⇒9:00~13:00、15:30~22:00 (Vimeoで配信)
 ※ご都合のよい時間にご視聴ください。 

②会場参加⇒10:00~11:50(開場は9:30より)、11:50~12:10(会場のみ)山田正彦プロデューサーのアフタートーク

会場:日本社会連帯機構・会議室(東京都豊島区東池袋1-44-3池袋ISPタマビル8階)

<講演> 

①②とも13:30~15:30 (オンラインはZoomで生中継)
参加方法:オンライン(zoom)と会場参加
参加費:1,500円
定員:オンライン500人、会場40人

申込方法:オンライン参加と会場参加は申込先が別ですのでお気を付けください。

9月9日以前にお申し込みで①オンライン申込みが②会場申込みにリンクされていたため、①オンライン参加を申し込まれたにもかかわらず②会場参加にお申し込みとなっている場合がございます。お心当たりのある方はお手数ですが、detoxprojectjapan2019@gmail.com までご連絡ください。

①オンライン参加申込先:https://dpj-1.peatix.com

②会場参加申込先:https://dpj-2.peatix.com

<講演会プログラム>13:30~13:35 開会あいさつ
13:35~14:05 報告「事前調査で見えてきた日本人の尿に含まれるネオニコチノイド系農薬の状況」
         八田純人さん(農民連食品分析センター所長)
14:05~14:30 講演「農薬再評価でグリホサートやネオニコチノイドは規制できるか」
         木村―黒田純子さん(環境脳神経科学情報センター副代表)
14:30~14:35 休憩
14:35~15:25 トークセッション「どうしたら農薬を減らせるか」
         天笠啓祐さん(DPJ共同代表)、印鑰智哉さん(同)、山田正彦さん(同)
15:25~15:30 閉会あいさつ

<映画紹介>「食の安全を守る人々」
アグリビジネスは日本に幸せをもたらすのかーそれとも日本は世界の潮流に逆行しているのか?
日本で、海外で農と食の持続可能な未来図を描く人たち

種子法廃止、種苗法の改定、ラウンドアップ規制緩和、そして表記無しのゲノム編集食品流通への動きと、TPPに端を発する急速なグローバル化により日本の農と食にこれまで以上の危機が押し寄せている。しかし、マスコミはこの現状を正面から報道することはほとんどなく、日本に暮らすわたしたちの危機感は薄いのが現状である。
この趨勢が続けば多国籍アグリビジネスによる支配の強まり、食料自給率の低下や命・健康に影響を与えることが懸念される中、弁護士で元農林水産大臣の山田正彦が、長年、農業をテーマに制作を続けている原村政樹監督との二人三脚で撮影を進め、日本国内だけでなく、アメリカでのモンサント裁判の原告や、子どものために国や企業と闘う女性、韓国の小学校で普及するオーガニック給食の現状など幅広く取材。果たして日本の食の幸せな未来図はどこに・・・。